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カードゲームデザイン企画コンペ「トビダス・フォント」
1次審査通過:タイポグラフィと3Dの融合による新しいフォント。
PROCESS / 制作過程
コンセプト
テーマが「デザインの必殺技」ということで、日頃から研究している3DCGを取り入れます。審査のポイントとなる「再現性のある必殺技か」「センスを感じられるか」「納得のできる必殺技名か」に応えるべく、3DCGで効果的に表現でき、日常になじみやすいモチーフである「水」でフォントをデザインします。

ラフ案
水の流れで文字を表現するために、iPadのイラストアプリ「Procreate」で水の流れを設計します。「WATER」の5文字を物理学的に設計しやすいようにゴシック体をベースにし、壁と床をどのように配置して水を流すかを決めます。

シミュレーション
Blenderの流体シミュレーションで疑似的な水の流れを制作します。壁と床の板を作り、水の流れる範囲を設定して計算します。現実に近い表現と文字として認識されるシルエットを両立するために、壁の長さや水の粒子、重力などを細かく調整します。計算結果をオブジェクトに変換して形状を確定し、シェーダーノードでマテリアルを設定。水の透明感と海のような色をライティングで再現します。

カードデザイン
指定のフォーマットがAdobe Illustratorで用意されているため、背景をデザインします。一般的に使用されているゴシック体と自作した水のフォントを見比べられるように構成し、人間に欠かせない自然の雰囲気を表すべく背景を海辺の砂浜にしてまとめました。

結果
1次審査を通過したものの受賞には至らず、悔しい経験となりました。原因は「再現性のある必殺技か」という点で業界水準に届かなかったと分析しています。VRや立体映像など立体コンテンツの時代を迎える中、この経験を活かしグラフィック業界に新しい表現スタイルを挑戦していきます。
